「クロレラの効果」
クロレラとは?
拡大クロレラ(英語:chlorella)はクロレラ属の淡水性単細胞緑藻類の総称です。クロレラという名前は、ギリシャ語のchloros(クロロス、緑の意)と、ラテン語のella(エラ、小さいものの意)から合成された名前で、1890年にオランダの微生物学者、バイリンクによって発見命名されました。
クロレラの乾物としての主な成分は、たんぱく質45%、脂質20%、糖質20%、灰分10%。その他にビタミン類やミネラル類を含みます。クロレラは、たんぱく質含量が高いため、未来の食料資源のひとつとして培養や研究が行われた時期もありました。大量培養のできるようになった1960年代以降は、健康食品として販売されていますが、免疫能を向上させるなどの効能について、人間に対する有効性を示す信頼できる臨床データはまだ不十分ですが、基礎研究で抗ウイルス、抗がん、免疫賦活、糖尿病予防の各作用が認められています。
クロロフィルとクロレラの違いは?
クロレラ健康食品は、主に淡水に棲息する緑藻類であるクロレラをいくつかの行程を経て乾燥、粉砕したもので、クロロフィル(葉緑素)以外のものも含んでいます。
効果効能
- クロレラには蛋白質の他、葉緑素やビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれているので、血栓予防・血圧低下・コレステロール低下に効果かあります。軽度の高血圧の臨床研究では、クロレラを毎日1.5g摂取して、約3カ月後には、ほぼ正常に近い血圧に戻ったという報告があります。また、コレステロール値の臨床研究では、クロレラを毎日3g摂取すると、約1カ月後から効果が現れはじめ、3カ月後には大幅にコレステロール値が、改善したという報告もあります。
- クロレラは、免体内の免疫組織の一つである「マクロファージ」の働きを活発にして免疫力を高めウイルスや病原菌から体を守り、がんの発生を抑える効果もあります。マクロファージというのは、白血球の一種で、体内で死んだ細胞やウイルス、病原菌を捕らえて食べてしまうアメーバー状の細胞です。クロレラの細胞壁に含まれる成分が、体内にウイルスや病原菌などの異物が侵入することで分泌されるタンパク質の生産を助けます。免疫力を高めたり、異物の増殖を抑える効果を発揮します。免疫増強作用などがある葉緑素(クロロフィル)、必須アミノ酸であるイソロイシンやリジン、皮膚や粘膜の健康維持を助けるビタミンであるナイアシン、活性酸素を除去する作用のあるカロテンなどが含まれています。
- クロレラに含まれる成分の中で、抗酸化作用が強いのは葉緑素で、遺伝子を正常に保つ効果があります。クロレラは、体内の活性酸素を退治する効果(抗酸化作用)があり、がんの発生を抑えたり、遺伝子の異状による病気を予防し、老化の進行を抑えたり、血管の機能を守る効果もあります。
- クロレラに豊富に含まれる葉緑素(クロロフィル)には口臭への効果があります。
- 内臓脂肪を燃焼させ、基礎代謝を上げるアミノ酸が豊富に含まれているので、ダイエットにも効果的です。
次の「原材料と効果を知ろう」は「マカの効果」(5/9)です。